竹内景助氏の獄死から50年 三鷹事件再審開始を求める集いに参加(1月18日)
1949年7月15日に発生した「三鷹事件」から68年、そして獄中から無実を訴え続けた竹内景助氏の獄死から50年目の命日である本日、武蔵境スイングホールにて開催された集会に180名あまりが参加し、JR東労組からも多くの仲間が参加しました。
集会では、竹内景助氏ご長男からのメッセージが寄せられ、父親のえん罪を晴らし、無実を勝ち取るために再審開始に向けた協力を訴えました。
また、孫崎亨氏より「占領下の検察と日本政治〜ゾルゲ事件に関連して」と題して講演を受け、ゾルゲ事件は日本が第二次世界大戦に突き進むために政治的に利用された事件ではないか、三鷹事件や戦後レッドパージとの関連性や、日本の検察についての歴史的検証や問題点などについて多岐に渡った視点からお話をしていただきました。
そして弁護団からは、高見沢昭治弁護団長の司会のもと、再審開始に向けたこれまでの弁護団の取り組み(三者協議の現状)やこれからの方向性について報告がおこなわれました。弁護団は検察に対して証拠開示に応じるように裁判所に求めていること(特に竹内景助氏の事故発生時のアリバイと自白、電車が暴走した時の車両の科学的根拠)など、無実を証明するための証拠を論理的に整理し、弁護団が協力して再審開始に向けて取り組んでいることが報告されました。
三鷹事件は戦後の三大謀略事件の一つとして、いまだ真実は闇の中にあります。JR東労組は、えん罪事件で命を奪われた竹内景助氏の無実を晴らす再審開始をこれからも支援していきます。
- 投稿日: 2017年01月18日 水曜日
- カテゴリー: お知らせ
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